ご縁
今回は、先日の10年表彰スピーチで「ご縁あって入社させて頂きました」というセリフだけで割愛したご縁についてお話ししたいと思います。
2013.12.4・5 愛知県常滑地区工場見学という名の接待で、オカムラホーム2名・LIXILさん2名・私の5人で行った出張でした。
日中の工場見学を終え、場所を名古屋市中区栄町に移し、一次会で食事をし、二次会は、世界の山ちゃんという手羽先屋さんに行きました。
けっこう有名なお店で千葉にも店舗があるようなので行ってみてはいかがでしょう。
手羽先とアルコールを入れながら1時間程たった頃、上座にいたはずの人がいつの間にか私の隣に座っており、たわいもない話から
「今の会社どうなの?」
「楽しい?」
などの会話になっていました。
40近い男二人が1つのテーブルで隣同士、しかもめちゃめちゃマンツーマン、脚から肩までピッタリくっついた状態で肌の温度が伝わってくる程でした。
「近いな~」と思いながらも話が続き
そのうち
「今の会社でいくらくらいもらってるの?」
の会話になった頃には対面にいた残り3人はトイレに行き、一服をしに行き、その後戻ってくることはありませんでした。
接待をするはずの出張がなんだか訳のわからない状態になりながら解散。社交辞令的な流れだろうとも思いながら就寝したのですが、翌朝、集合場所で合流した際に
「本気だから!」と言われました。LIXILさんの一人が「えっまさかのそっち系!?」みたいな顔をしており、なんだかかえって変な空気になりましたが、私も営業、気持ち
を切り替えてその日の接待を終えました。
出張を終えた翌日、朝一すぎず遅すぎず、頃合いの時間にお礼のメールを作成していたら、その頃合いの時間に知らない番号から着信、その人でした。
「今日、お昼食べに行こう」
さぞ日々忙しいだろうに、誘って頂いた事に断る事もできず、お昼をご一緒させて頂きました。
「スーツを着て、ネクタイを締めて家を販売してほしい」「2月には入ってほしい」
と明確なオファーがありました。
その日はさすがに隣同士の体ピッタリマンツーマンではありませんでしたが、正直この人の営業力はすごいと思いました。
狩るときに狩る。自分自身も営業としてそれなりの成果をあげていた方だったのに、一気に私は狩られてしまいました。かと言ってすぐにはやめれず、結果、
半年後の6月に入社したのですが、この人すごいと思える事はその当時この件で3個目、今でも何個もありますが、あの日のご縁は今話した通り鮮明に覚えています。
この人が誰かは言いませんが、今こうして働けている事、当時拾ってもらった事に感謝しながら働かせてもらっています。
以上、割愛したご縁のお話しでした。次回は覚えていれば入社後の10年についてお話ししたいと思います。
ご清聴ありがとうございました。
積算購買部 Nagano