虫歯と病気

 

私は今年、上下左右の奥歯が虫歯になっていることが発覚し、5~6か月かけて毎週治療を行いました。

そこで、虫歯と病気とゆう張り紙を目にしたことを思い出し今回スピーチの内容にしようと考えました。

 

虫歯は口の中だけで完結する病気だと思われている人が多いと思いますが、実は癌の発症リスクや認知症、アルツハイマー症のリスクも上昇させると言われています。

 

健康な人と歯周病の人を比較すると、癌の発症リスクが24%上昇、

死亡リスクも30%以上も高くなり、統計的には

歯周病の12人中3人はガンを発症、3人のうち1人は死亡する数字になってきます。

 

もちろん歯周病菌だけが原因ではないとは思いますが、北海道大学の研究チームがマウスの実験を行い、虫歯の原因菌「ミュータンス菌」が血管壁に侵入し、炎症を引き起こし、癌の転移を促進させることが研究から明らかになったそうです。

また、京都府立医大チームの、研究結果では、同じく「ミュータンス菌」が、

脳の血管壁に炎症を発生させる原因になるとゆう、研究結果も報告されました。

ミュータンス菌の有無で認知機能のテスト結果にも差が生じ、菌が無い人の方が認知機能に衰えがなかったそうです。

 

虫歯は一種の感染症で、産まれたばかりの赤ちゃんは虫歯菌を持っていない為、

ミュータンス菌は感染によってうつることがわかっています。

 

ミュータンス菌は唾液に含まれる菌なので、パートナーや親子間のキス、食器の共用が原因と言われる説もありますが、コロナの飛沫感染など、気を付けていても感染が広がり続けた事もあるので、過度に心配するよりも健康的な体を維持するために毎日の口腔ケアを重視する事がとても大切だと思います。

 

今回の虫歯の治療後、歯医者さんからは歯磨きの指導とデンタルフロスを使う事、

歯周ポケット用歯ブラシの利用と、4か月毎の歯科検診を勧められました。

先日、治療後初の、検診はがきが、届いたので、さっそく予約をしました。

皆様もこのスピーチをきっかけに、歯について今一度考えるきっかけになっていただければと思います。