司馬的ご近所散歩
はじめまして。
この5月より入社いたしました、リノベーション部門、住宅再生専門店ヴィンテージ木ここちの中島と申します。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
私の趣味は、実に地味なのですが、歴史に関する書籍、映画、ドラマ等を鑑賞することと、歴史的建造物の探検だったりいたします。
そして就中、歩いてゆける位ご近所の歴史さんぽは特に大好きで、これは、長らく地元(千葉)を離れ、海外や都内に住んでいた頃より、フラフラてくてく・・・それぞれの地でも続けてきてしまった事なのですが、2年半程前千葉に戻る事が決まりました際、今更ながら、ふとある重要な事に気づき、独り嬉々としてしまいました。
「船橋、習志野、八千代って、『坂の上の雲』(司馬遼太郎)の舞台、まさにど真ん中の地ではないか・・・・」
というわけで、引っ越し後すぐ探検に訪れた場所は、習志野空挺団内に今だひっそりと佇む1911年建立の洋館。
―今は「空挺館」という名で呼ばれておりますが、まだこちら一帯が帝国陸軍習志野演習場の頃、明治天皇がその中の陸軍騎兵実施学校へ行幸する際の専用の御馬見場・迎賓館として創建された、コロニアル様式の建物でした。
こちらの建物、一般公開日の情報がなかなかネットでは得られなかったため、自衛隊広報部に問い合わせ、予定をお伺いしてから訪れたのですが、あまり大大的に宣伝しておらず、そんな興味津々で来る人も珍しかったのか?―案内してくだすった自衛官の方は、本当に丁寧に丁寧に、明治の歴史的な事までさかのぼって事細かにご説明してくださり、目からウロコ―予定以上に興味深かったたと共、大変感謝したのを覚えております。
Fig001-「坂の上の雲」-NHK特別番組より
秋山好古のフランス仕込の騎兵戦術が認められ、習志野騎兵学校の校長に就任した後、同居していた母・貞の危篤に際し、弟の秋山真之(海軍連合艦隊先任参謀)が津田沼駅に降り立ったシーン
というわけで・・・そんな感動なイニシャル経験を礎に、今では休みの日等、すっかり昔の地図を携えながら、さらにそんな歴史の深淵へ深淵へと誘われるよう、ご近所の探検・おさんぽを、しばしば楽しんでいたりする日々だったりいたします。
Fig002-おまけ
秋山好古が当時家族で棲んでいた家の跡地。
今や皆さまお馴染みのこちらの場所^^
どうぞよろしくお願いいたします。
住宅再生専門店 ヴィンテージ木ここち
プランナー
中島