忘れられない言葉
皆様こんにちは。
昨年から注文住宅部門に異動になりました木村智美です。
今回のテーマはタイトル通り『忘れられない言葉』です。
皆さんにはありますか?恩師からの言葉、友人からの言葉、家族からの言葉、心に残っている言葉を持っている方は多いかもしれません。
高校生の頃2年生に上がる少し前、私は当時所属していた水泳部の部長に任命されました。
最初は順調だったのですが、思い違いや意見の食い違いからこれまで仲良くやってきた同期たちともだんだんギクシャクしてきてしまい、部長である私は完全に孤立、うまく部員をまとめられないことに自己嫌悪に陥っていました。
さらにシーズン中にストレスから体重は10kgも落ちてしまい、選手としても良くないコンディションでさらに自己嫌悪…負のサイクルから抜け出せず、辛い日々を過ごしていました。
そんな時唯一話を聞いてくれる同期からの一言がずっと忘れられません。
『今これだけ辛い時間を過ごしているんだから、きっと社会に出た時に自分の強さに驚くよ』
思いがけず言われたこの言葉が今も私の心の中に残っています。
『この時間は無駄ではない』大人になった今ではもっと広い視野で物事を見られるようになりましたが、当時16歳の私は学校と部活が世界の全てで、その先に何が待っているかなんて考えることすら出来ませんでした。
慰めの言葉でも、相手の悪口でもなく、本心からの言葉が思いもしない角度から胸に刺さりました。
心がすっと楽になったのを覚えています。
大学に進学してからも、社会人になった今でも辛い事があるとあの言葉を思い出します。
『何事も試練』と捉えられるようになりました。
あれから10年以上経った今でも頻繁に会う仲ですが、照れくさくて「あの時はありがとう」と伝えられていません。
きっと彼女は覚えていないでしょう。そして私がどれだけ感謝しているか知らないでしょう。
だからこそ、今苦しんでいる彼女を今度は私が救ってあげたいと強く思っています。
木ここち家ラボ 八千代店 木村智美