自然の摂理
早いもので今年も12月となりました。
さまざまなシーンで
今年1年を振り返る機会が多い今日この頃。
4月。
私は、何か育てようと思いたち、
ヒマワリの種を植えました。
種を植えてから1週間ほど。
発芽して双葉が開いた日の感動は、
まるで昨日のことのように覚えています。
みずみずしい、鮮やかな緑色のちっちゃな葉がとても愛おしく、
飽きずにいつまでも眺めていたことを覚えてます。
それから、
大型連休の爽やかな青空に向かってぐんぐん背を伸ばし、
大きな葉をたくさん繁らせ、すくすくと成長していきました。
そして迎えた、今年の猛暑。
夏の青空に映える、黄色い花を咲かせたときは
育てる喜びをかみしめた瞬間でした。
そして、花は少しづつ種へと変化していき、
種の収穫を心待ちにしていた残暑の厳しいある朝、
なんと!ヒマワリの種が真っ二つに割れて
そこらじゅうに殻が散乱しているではないですか!
私が育てたヒマワリの種は全て、
あぁ、なんと非情な自然の摂理だろうか!
手塩にかけて育てたヒマワリ…
育てる喜びを与えてくれたヒマワリ…
ひと夏の思い出をくれたヒマワリ…
夏の終わりとともに、
私のヒマワリも終わってしまいました。
営企 滝本