不動産買取の注意点!デメリットや買取金額が安くなる理由を解説

不動産買取の注意点!デメリットや買取金額が安くなる理由を解説

不動産を素早く売却して現金化できる買取はとても魅力的ですが、悪徳業者のうわさや金額が安くなるなどデメリットも気になるところ。

そこで今回は、不動産買取のメリット・デメリット、注意点などを分かりやすくまとめて解説します。

信頼できる不動産買取会社選びのポイントも紹介しますので、失敗・後悔を回避してスムーズに売却を成功させましょう。

 


コラムのポイント

  • 不動産買取で失敗しやすい注意点をチェックして、後悔を防ぎましょう。
  • 相場を把握する、信頼できる不動産会社を選ぶなど、取り組み方のコツを解説します。

 

 

不動産買取とは?

不動産買取の契約書

不動産買取とは、物件を不動産会社に直接買い取ってもらう方法のことです。

一般的な仲介売却と比較した際のメリット・デメリットについて確認しておきましょう。

 

不動産買取のメリット

  • 時間がかからずすぐに現金化できる
  • 近所に売却を知られない
  • 内覧の立ち合いが不要
  • 契約不適合責任がない
  • 仲介手数料がかからない

仲介売却では買主が見つかるまでに時間がかかることが多いですが、買取はすぐに現金化できるのが大きなメリット。不動産会社によりますが、買取なら1週間以内に手続きが完了するのが一般的。

また、売主が宅建業者になるので、契約不適合責任によるトラブルリスクがないのも魅力的。不動産会社が直接買い取るため、仲介手数料もかかりません。

 

不動産買取のデメリット

  • 売却価格が相場より安い
  • 買取できない物件もある

自分で売り出し価格を決められる仲介と比べると、買取価格は安くなるのがデメリット。一般的な不動産買取では、相場の6~8割の価格になると言われています。

また、建物の状況や土地の制限があるなど、買取してもらえない物件もあります。

 

不動産買取は金額が安くなるのはなぜ?

不動産買取の査定金額

仲介より買取の売却金額が安くなる理由は、「リフォームや修繕費用がかかる」「仲介手数料がない」の2点が挙げられます。

不動産買取は内外装の状態が悪くてもそのまま売却できるのがメリットですが、不動産会社が販売するためには修繕費用がかかります。売却前のリフォームが必要ない分、買取金額から修繕費用が差し引かれるということですね。

また、仲介売却では仲介手数料が不動産会社の利益になりますが、買取の場合はありません。仲介手数料分の利益が引かれる分、相場より買取金額が安くなるのです。

 

不動産買取の注意点

不動産買取の注意点

前述した不動産買取のメリット・デメリットを踏まえて、注意すべきポイントをチェックしていきましょう。

 

不動産会社によって買取金額が異なる

買取金額は不動産会社によって異なるため、よく考えて売らないと損をしてしまう可能性があるので要注意。

仲介売却の場合、査定金額を参考にしながら自分で売り出し価格を決めることができます。しかし買取の場合は、不動産会社から提示された数字がそのまま買取金額になります。相場を把握せずに売却してしまうと、安い金額で損をしてしまう可能性があるのです。

 

即時買取・買取保証の2パターンある

不動産買取には、即時買取・買取保証の2パターンがあるので、状況に合わせて選ぶ必要があります。

即時買取は文字通り不動産会社にすぐ物件を買い取ってもらう方法のことです。1週間前後と短い期間で不動産を売却できるのがメリットですが、買取価格は安くなる傾向があります。

買取保証は、まず仲介売却で買主を探し、あらかじめ決めた期間売れなかったら不動産会社に買い取ってもらう方法です。仲介売却期間に買主が見つかる可能性もありますし、期間が決まっているのでなかなか売れずに困る心配がないのもメリット。

不動産売却にかけられる時間、住宅ローンの残債有無など、状況によってどちらの買取方法が向いているかは変わります。それぞれの特徴を踏まえて、しっかり検討しましょう。

 

住宅ローンは完済する必要がある

購入時の住宅ローン残債がある不動産は、完済しないと買取してもらえないのも注意すべきポイントです。

住宅ローンを組む時に設定した抵当権を解除しないと、次に不動産を購入した人に大きなリスクが発生してしまうためです。

住宅ローン残債がある場合は、買取金額で完済するか、足りなければ自己資金を用意する必要があります。ローン残債に買取金額が届かない場合、自己負担が発生してしまい、かえって状況が苦しくなるケースも。

 

売却費用がかかる

不動産買取が完了して売却金額を受け取るまでに、さまざまな費用がかかるのも要注意ポイントです。

前述した住宅ローンの繰り上げ返済にかかる手数料や抵当権の抹消費用、印紙税など、積み重なると意外と負担が大きくなることも。また、買取で不動産所得が発生した場合は、譲渡所得税の納税義務も発生します。確定申告

思わぬ出費で慌てることがないよう、ある程度の現金も用意してしっかり準備しておきましょう。

 

悪徳買取業者が存在する

非常に残念なことですが、悪徳買取業者によるトラブル事例も報告されているため注意が必要です。

例えば、最初に高い買取金額を提示して、後で値段を下げて契約を取るケースがあるようです。また高額な手数料や測量費用を請求したり、小切手で支払って不渡りを出したりするケースも。

 

不動産買取の後悔を防ぐポイント

不動産買取の査定

前述した注意点を踏まえて、不動産買取の後悔を防ぐポイントを押さえておきましょう。

 

売却価格の相場を把握する

不動産買取の相談や査定をする前に、ご自身である程度の相場を把握しておきましょう。

基準となる相場を知っておけば、査定額が高いのか安いのか判断でき、損をするリスクを回避できます。

安すぎて損をするのを防ぐのはもちろん、高額な査定額で契約しようとする悪徳業者を見極めるのにも効果的です。

 

買取価格だけでなく信頼性をチェック

複数の不動産会社を比較するときは、買取金額だけ見るのではなく、信頼性もしっかり確認してください。

前述したように、不動産会社の中には悪徳業者も存在します。高い買取金額につられて契約したら、トラブルに巻き込まれて後悔するリスクもあるのです。

不動産業の免許や会社の経歴などをチェックし、信頼できる会社を選びましょう。

オカムラホームの 買取システム

 

売りたい物件に強い不動産会社を選ぶ

不動産会社によって強みのあるジャンルも異なるので、売りたい物件の実績が豊富なところを選びましょう。

マンション・一戸建て・都市部・地方など、得意とするジャンルの会社なら高額な買取金額が期待できます。

売りたい物件から近い場所に営業所があるかどうかも、重要なチェックポイントです。

 

仲介と買取両方対応している会社を選ぶ

最近は不動産買取専門の会社も増えていますが、できれば仲介にも対応しているところがおすすめです。

前述したように不動産買取にはメリット・デメリット両方あるので、仲介とフラットに比較検討することが大切です。仲介と買取両方対応している不動産会社なら、状況に合わせて適切な方法を提案してくれるでしょう。

 

契約内容を漏れなく確認して書面を交わす

買取のトラブルを防ぐために、契約内容はすべて確認したうえで、必ず書面を残しましょう。引き渡し期日や残置物の扱い、支払方法など、あいまいなことがないようにしてから契約を交わしてください。

口約束はトラブルのもとになるので、契約書に記載するか、複写してお互いに保管しておくと安心です。

 

なるべく振り込みにする

前述したように、小切手による支払いはトラブルの原因になるので、支払はなるべく振り込みにしてもらいましょう。現金だと紛失や盗難が心配なので、振り込みにしておくのが確実です。

 

まとめ

不動産買取はスピーディーに物件を売って現金化できるのが魅力ですが、買取金額が安くなるなどのデメリットや注意点もあります。悪徳業者によるトラブル事例もあるので、信頼できる不動産会社に相談することが大切です。

東京・千葉エリアで不動産を売却する際は、総合住宅会社のオカムラホームにご相談ください。買取や仲介も含めて、お客様の状況に合わせた適切な売却方法をコンサルティングいたします。

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