30坪の二階建て新築間取り成功例|注文住宅の間取りで後悔を防ぐポイントも解説

注文住宅の間取り成功例

このコラムでは、延べ床面積30坪前後で二階建て新築間取り成功例と、それぞれの暮らしやすさのポイントを分かりやすく解説します。

また、注文住宅でよくある間取りの失敗例後悔を防ぐための対策も紹介します。

家族構成やライフスタイルに合った間取りで注文住宅を建てたい方や、将来のことも考えた暮らしやすい間取りの家を新築したい方は参考にしてください。

 


コラムのポイント

  • 延べ床面積30坪前後の二階建ては、2~4LDKに適しており子育て世代にも暮らしやすい間取りが作りやすいのが特徴です。
  • 30坪の家のLDKの広さは18~24畳程度が目安になります。効率的にスペースを使うことで、開放感あふれる吹き抜けリビングやランドリールーム、土間収納など人気のおしゃれで機能的な間取りも実現できます。

 

30坪・2階建ての新築間取り成功例

オカムラホームの新築住宅ブランド「木ここち家ラボ」の、延べ床面積30坪前後・2階建ての間取り図を紹介します。内装写真や暮らしやすさのポイントもご紹介しますので、マイホームづくりの参考にしてくださいね。

 

①【32坪・2~3LDK】吹き抜けリビングのある開放的な間取り

延べ床面積32坪二階建て2~3LDKの間取り図

1階と2階をつなぐ吹き抜けリビングと小上がりダイニングが特徴的な、二階建て・約32坪の間取り図です。

延べ床面積32坪の二階建ての吹き抜けリビング

家の中心に吹き抜けがあるため、明るさや開放感をもたらすとともに家族の気配も感じやすくコミュニケーションもしやすい間取りです。

小上がりダイニング

掘り座卓とカウンターのある小上がりダイニングは、食事はもちろんのこと、仕事や学習の場にも適しています。

玄関とリビングの間をデザインウォールで目隠し

玄関とリビングを直結させた効率的な間取りは、間仕切りを入れることでプライバシーにもしっかり配慮しています。

玄関には便利な土間収納、寝室には大容量のウォークインクローゼットを設置。収納しながら整理整頓もしやすい棚板やハンガーポールの配置にもこだわっています。

将来仕切れる可変性のある間取り

2階の洋室は、将来間仕切りや壁を設置すれば2部屋に分けられるように、ドアやコンセント、窓の位置などを工夫しています。お子さまの成長とともに個室が必要になった時にも備えられます。

施工事例:たゆたふ家(kicocochi model’s)

 

②【32坪・3LDK】ウッドデッキとインナーバルコニーのある間取り

32坪3LDKの新築二階建て間取り図

32坪で主寝室+個室2部屋、収納多めでゆとりある間取りを実現した事例です。

ウッドデッキでリビングと庭がつながる開放的な間取り

1階リビングには庭とつながるウッドデッキを作り、外部とつながったような明るく風通しの良いLDKが実現しました。

回遊できるフラットな対面キッチン

キッチンはダイニングと一体型のアイランドタイプを選択。料理や食事、後片付けの時間も家族団らんの時間が過ごせます。

ウォークスルークローゼットでつながる子ども部屋

2階の子ども部屋は、通り抜けできる共用クローゼットでつながっています。遊び心と動線の良さを備えた間取りアイデアです。

施工事例:Trim(kicocochi model’s)

 

③【33坪・3~4LDK】多目的フリースペースのある間取り

33坪3~4LDKの二階建て間取り図

延べ床面積33坪で3~4LDKを実現した、子育て世代にもぴったりの間取り事例です。

LDK内の仕切れるフリースペース

リビング一角のフレキシブルに使えるフリールームです。ロールカーテンを下げられるようになっているほか、壁で仕切れば完全な個室にすることもできます。

キッチン横のワークスペース

キッチン脇のワークスペースは家事の合間にPCや趣味を楽しむ場所として使えます。お料理中にお子さまの勉強を見守るのにもぴったりですね。

室内干しに便利なサンルーム

2階には共働き家庭にうれしいサンルームを設けました。寝室や子ども部屋が近いので乾いた衣類を収納する動線の良さもポイントです。

施工事例:まどゐ(kicocochi model’s)

 

 

注文住宅の間取りでよくある失敗例と対策

注文住宅の間取りでよくある失敗例を対策とともに紹介します。後悔しやすいポイントを押さえて、家族構成やライフスタイルに合った暮らしやすい間取りづくりにお役立てください。

 

失敗例①圧迫感を感じる

間取り図上では十分な広さだと思っても、家具を配置して住んでみると圧迫感を感じたという失敗例です。

特に、リビング○○畳という数字はリビング単独の広さなのか、ダイニングキッチンも入れたLDK全体なのか必ず確認して、家族の人数も考慮した最適な広さを検討しましょう。

対策:家具を配置してシミュレーションする

6人用ダイニングテーブルセット、ソファなどを配置した間取り図

ソファやテーブル、テレビボード、リビングチェスト、お掃除ロボットスペースなど、リビングに置く家具類は多くあります。実際に使う家具を間取り図に配置した上で広さや通路、動線を確認しましょう。

部屋の中に収納家具が多いと圧迫感を感じやすいので造作収納ニッチを新築時に作っておくとすっきりとした室内を保ちやすくなりますよ。

対策:広く見える間取りの工夫を取り入れる

内装を白で統一した吹き抜けのあるLDK

以下のように視覚効果を利用した間取りや内装の工夫で、限られたスペースでも広く見せられます。

  • LDKをワンフロアにして開放感を出す
  • 吹き抜け勾配天井リビング階段で縦の広がりを出す
  • 内装は白や薄いベージュ、グレーなど膨張色にする

 

〈関連コラム〉

【注文住宅】吹き抜けを作るメリット・デメリット|費用や後悔しない間取りのポイントも解説

リビング階段はどんな家族におすすめ?メリット・デメリット&施工実例

 

失敗例②家事動線が悪い

洗濯機と物干し場が離れている水回りがまとまっていないなど、家事動線をしっかり検討しなかったために後悔したという声も多く聞かれます。

対策:具体的な家事ルーティンに合わせた最適な動線を作る

ランドリールームのある注文住宅間取り実例

洗濯動線の良い間取りにすると家事の時短につながりやすくなります。洗濯機と物干し場の距離を近くすることを基本に、外干しするならデッキスペースとの位置関係も検討します。

室内干しがメインならランドリールームがおすすめです。乾かすだけでなく、乾いた衣類を収納するまでを考えると家事ラクな間取りになります。

〈洗濯家事の作業リスト〉

  • 洗濯物を集める
  • 洗濯する
  • 干す
  • 乾いた洗濯物を取り込む
  • アイロンをかける
  • 畳む
  • 収納する

 

上記の作業それぞれを誰がどこでするのかを具体的に書き出し、新築を機に家族の洗濯ルールを決めるのもおすすめですよ。

 

失敗例③収納が足りない

リビングやキッチン、玄関回りなどに「収納をもっとつければ良かった」という失敗談も良くあります。

子育て世代の場合、お子さまが成長するにつれて物も増えることを考慮して十分な量の収納を確保しておく必要があります。

対策:収納は適切な場所に十分な量を確保する

注文住宅のシューズクローク実例

キッチン、リビング、個室、玄関など、それぞれの場所に収納する物の種類と量を把握し、適切な大きさの収納を確保しましょう。

パントリーは収納量と同時に出し入れしやすさも重要。棚板を可動式にして、30cm~40cm程度の取り出しやすい奥行きにすると使いやすくなります。

また、作って良かったという声が多いのが玄関まわりの土間収納シューズクロークです。靴の他にもアウトドア用品、備蓄品、ベビーカー、ペット用品などの収納にも最適で何かと重宝するスペースです。

 

失敗例④プライベート空間が丸見え

LDKが道路から丸見え、トイレや水回りが玄関から見えてしまうなど、プライバシーに配慮しなかったために起こる間取りの失敗例です。

間取り図上で周囲からの見え方は見落としがちな部分のため、後悔につながってしまうことも。

対策:玄関ドアや周辺からの見え方を考える

リビング前にテラスと外構フェンスを設置した注文住宅間取り実例

間取り図で玄関ドアを開けた時をイメージし、プライベートなくつろぎ空間やトイレの中まで見えてしまうような配置は避けましょう。玄関とリビングや水回りが直結している場合は必要に応じて間仕切りや引き戸を入れるなど、視線や音の伝わりに配慮して間取りを工夫しましょう。

リビングの掃き出し窓の前に庭を作るフェンスを建てるなど外構を工夫するのも有効。

 

失敗例⑤コンセントが足りない、使いづらい

住んでから「コンセントが足りない」と後悔するケースもとても良く聞かれます。

また、コンセントの位置や数は把握していても、「床からの高さ」を確認せず失敗したという例もありました。コンセントの高さが適切でないとコードが目立つ、掃除機が使いづらいなどの後悔につながる場合があります。

対策:コンセントは位置・数・高さをチェック

LDKの使いやすいコンセント配置例

コンセントはLDKならリビング、キッチン、ダイニングそれぞれで使うシーンが異なります。使う家電類の種類と場所を書き出して、必要なコンセントの数や配置を決めましょう。

また、間取り図上でコンセントの高さが記載されている場合は、「床からの高さ」なのか「天井からの高さ」なのか必ず確認しましょう。床から25cm~40cm程度が一般的ですが、ペットを飼っているご家庭やスティック掃除機の充電用など、高めに設置した方が良い場合もあります。

 

失敗例⑥リフォームしづらい

将来的にリフォームしづらい間取りは、ライフスタイルが変わった際に部屋を持て余したり、家族が増えて個室が足りなくなったりなど、暮らしにくさにつながることがあります。

対策:ライフスタイルの変化に対応できる間取り

間仕切りで2部屋に分けられる間取り

長く快適に暮らせる家にするために、お子さまの成長やライフスタイルの変化に合わせた可変性のある間取りを検討しましょう。

〈将来考えられるリフォーム事例〉

  • リビングの一角を子ども部屋や寝室にする
  • 9~12畳程度の部屋を仕切って2つの子ども部屋にする
  • 増築を想定した建物の配置 など

 

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まとめ

延べ床面積30坪前後の二階建ては、2~4LDKに適しており子育て世代にも暮らしやすい間取りが作りやすいのが特徴です。

LDKの広さは18~24畳程度が目安になります。効率的にスペースを使うことで、開放感あふれる吹き抜けリビングやランドリールーム、土間収納など人気のおしゃれで機能的な間取りも実現できます。

今回紹介した間取り成功例や失敗を防ぐポイントも参考にしながら、理想のマイホームを実現してくださいね。

オカムラホームの新築住宅ブランド「木ここち家ラボ」では、暮らしやすい動線やデザインにこだわったバリエーション豊富な規格住宅から、フルオーダーの注文住宅まで設計士が理想を叶える家づくりをサポートします。

ここではご紹介しきれない施工実例がありますので、ぜひチェックしてみてください。

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