【テイスト別】注文住宅のおしゃれな内装実例集|後悔を防ぐポイントも解説
このコラムでは、注文住宅の内装実例をモダン、ナチュラルなどのテイスト別にたくさん紹介します。
また、注文住宅の内装で後悔しやすいポイントと対策や、上手にコストダウンする方法についても分かりやすく解説します。
注文住宅で、予算内で使い勝手や暮らしやすさも考慮したおしゃれな内装にしたいという方は参考にしてくださいね。
コラムのポイント
- 注文住宅の内装は、ベースとなるテイストを決めて、家全体で統一感が出るようにするとおしゃれに仕上がります。
- 内装建材は見た目とともに機能性や予算との兼ね合いも考慮しながら絞り込んでいくことで効率的に選択できます。
- 内装の仕様を確認する際は、動線や通路幅、コンセント、照明、収納などの使い勝手もしっかりチェックしながら、デザインと暮らしやすさを両立した内装を実現していきましょう。
【テイスト別】注文住宅のおしゃれな内装実例集
初めに、感動ハウスがデザイン・施工した注文住宅の内装(インテリアデザイン)実例を紹介します。さまざまなテイストの実例写真から、内装デザインのイメージを膨らませる参考にしてくださいね。
モダンテイストの内装実例
シンプルモダン
グレーと黒を基調にしたシンプルモダンな内装デザイン実例です。面積の広い壁面はナチュラルなグレーを選び、天井やサッシを黒にして差し色にすることで上手に空間を引き締めています。
約7帖の広い土間収納がある玄関の内装実例です。建具や玄関収納を黒で統一してモダンな雰囲気に仕上げています。
和モダン
天然木の質感と障子風の光を透過する室内窓が印象的な和モダンの内装実例です。
壁面にも和を感じさせる自然素材の土壁を使用。建具も土壁のベージュにマッチするものをセレクトし、和のぬくもりを感じながらゆっくりとくつろげる空間を作りました。
中庭とひと続きになったような、開放感のあるリビングの内装実例です。
日本家屋の縁側にも似た、外と室内をつなぐ屋根付きのデッキスペースは、軒天にも木目調の素材を使用したことで室内と調和が取れ、よりナチュラル感がアップしています。
施工事例:平屋という日本の思想を継ぎ進化させる邸【J-ROOTS】
ナチュラルテイストの内装実例
シンプルナチュラル
白い壁と天井に無垢材を合わせた、シンプルナチュラルテイストの内装実例です。カウンターのネイビーのアクセントクロスとペンダントライトがまるでカフェのような雰囲気。食事の時間が特別になるダイニングキッチンです。
グレーのクロスを使い、ナチュラルかつ落ち着いた雰囲気を演出した内装実例です。梁や柱をそのまま見せることでインテリアのアクセントに。インテリアグリーンを取り入れるのもナチュラルテイストの特徴です。
北欧ナチュラル
白と木目を基調にした、北欧ナチュラルのお手本のような内装デザイン実例です。ソファやクッションに取り入れたセンスの良いくすみカラーのブルーグレーがおしゃれなアクセント。
北欧家具の代名詞とも言える、根元から先端にかけて細くなっていくテーパードレッグのチェアが空間全体に柔らかい印象を与えています。
壁や天井、床は淡い色でまとめ、曲線づかいがおしゃれな木製家具を取り入れた北欧ナチュラルな内装実例です。造作のテレビボードと壁面収納は自然な木のぬくもり感があり、お気に入りを自由にディスプレイして楽しめます。
カフェ風
カウンター付きの対面キッチンとナチュラルなダイニングセット、カーテンや照明にもこだわったカフェ風の内装実例です。床は事例のように明るい色にするとかわいい印象に、濃い目のブラウンにするとレトロな感じが出るので、演出したい雰囲気に合わせて使い分けるのがおすすめです。
吹き抜けとネイビーで統一されたキッチンの造作腰壁が印象的な、おしゃれなコーヒースタンドのようなカフェ風の内装事例です。
1枚板を使った6人がけの広いダイニングテーブルで、ゆっくり家族や友人とカフェタイムを楽しめそうですね。
アメリカンテイストの内装実例
西海岸テイスト
白と木目を基調にした内装に、キッチンカウンター裏の木目や爽やかなブルーのアクセントクロスを取り入れて、ナチュラルな西海岸テイストに。吹き抜けやリビングと広めの玄関土間をつなげた間取りなど、カリフォルニアのサーファーズハウスのような開放感を演出したのもポイントです。
インダストリアル
筋交い部分に金属、キッチンにむき出しのコンクリート風質感を取り入れたインダストリアルテイストの内装です。スタイリッシュで無機質・ラフな雰囲気が好きな人におすすめですよ。
ニューヨークスタイル
ニューヨーク州の都市マンハッタンやブルックリンのカフェをイメージした、モダンで洗練された内装デザイン。コンクリートやモルタル、アイアンなどをアクセントに取り入れて、クールかつスタイリッシュな空間に仕上がっていますね。
注文住宅の内装を決める手順
注文住宅の内装を決めていく手順は、大まかに以下のような流れになります。
- ベースとなるテイストを決める
- フローリングの素材と色を決める
- 壁と天井の仕上げ・色を決める
- 建具・窓枠の色を決める
- キッチンの色を決める
- 照明を決める
- 家具・インテリアを決める
ベースとなるテイストを決める際は、前章でご紹介したようなさまざまなインテリアの実例をお手本に、好みの内装に近づけるようにしていくと失敗しにくくなります。また、素材や色使いは家全体で統一感を意識するとおしゃれに仕上がります。
内装の中でも、面積の広い壁や天井はお部屋のテイストや印象を左右します。演出したいイメージや予算、メンテナンス性などを比較しながら検討しましょう。
〈壁の建材の種類と特徴〉
壁紙(クロス) |
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塗り壁(左官仕上げ) |
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タイル |
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塗装 |
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パネル建材 |
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内装の決め方やおしゃれに仕上げるポイントについては以下のコラムで詳しく解説していますのであわせて参考にしてください。
〈関連コラム〉
おしゃれな家の内装実例に学ぶ|デザインの種類や決め方のポイント
注文住宅の内装で後悔しやすいポイントと対策
注文住宅の内装決めで後悔しやすいポイント3つと対策を解説します。
選択肢が多すぎて選びきれない
住宅用の内装材は種類が豊富で、インターネットなどで調べれば無数に製品が出てきます。
好きな内装材を選べる注文住宅だからこそ、選択肢が多すぎてチェックしきれないために、完成後に「別のものにすればよかった」と後悔してしまうケースがあります。
【対策】テイストや予算、機能性を決めて絞り込む
内装材の全ての素材や色、デザインをチェックするのは難しいため、始めにテイストを固めて、予算や求める機能性などの条件を加えて絞り込みながら探しましょう。
また、住宅会社の担当者に要望を伝えて内装材を提案してもらうのもおすすめです。
インテリアコーディネーターがいる場合は、LDKなら壁、床、天井、キッチン、家具、カーテンやラグなどお部屋全体を統一感あるテイストで仕上げるアドバイスも受けられます。
家具や家電とのバランスが悪くなる
統一感のあるおしゃれな内装にするには、家具や家電との相性が重要です。家具や家電を考慮せずに内装を決めてしまうと、部屋全体のテイストがイメージ変わってしまったり、まとまりのない印象になってしまったりする可能性があります。
【対策】シミュレーションサイトなどで家具や家電とのバランスを確認する
内装を決める際は、インテリアのシミュレーションサイトなどを活用して、実際に新居で使う家具や家電の大きさ、形、色などを再現しながらバランスを確認しましょう。
お部屋のアクセントカラーになるソファやラグなどの色味にマッチするように壁紙や床材を選んでいくのもおすすめです。
デザインにこだわりすぎて使い勝手が悪くなる
注文住宅の内装は、壁材やフローリングの種類を考えるだけではなく、窓やコンセント、収納など細かな部分の仕様も決める必要があります。
デザインにこだわりすぎたあまり、内装で暮らしに関わる部分の仕様まで気が回らなかった、という体験談を見かけることもあります。
【対策】窓やコンセント、収納の使い勝手もチェック
内装の3Dパースや間取り図などで仕様を確認する際は、以下のような暮らしやすさに関わる部分もしっかりチェックしましょう。
- 動線の良い間取りや通路幅
- 家具を置くことを考慮した窓・照明・コンセントの位置
- 収納の大きさ、収納量、棚板や扉の仕様 など
「ここに家具を配置したいので通路が狭くなるかもしれない」など、使い勝手の悪くなりそうな部分があれば担当者に伝えることで、改善策を提案してもらえます。
注文住宅の内装を上手にコストダウンする方法
注文住宅の内装を予算内で希望もかなえやすくする、上手なコストダウンのアイデアを紹介します。
建具や壁を少なくする
建具(室内ドアなど)や間仕切り壁が増えると、その分内装仕上げのコストもアップします。
寝室や子ども部屋のオープンクローゼットやワンフロアのLDKなど人気の間取りは、扉や間仕切りを減らせるため、内装のコストダウンにもつながりますよ。
和室を畳スペースにする
天井の羽目板や塗り壁、障子、襖などのある本格的な和室は、一般的な洋室よりもコストが高めになります。
和室をどのように使いたいかによっても変わってきますが、コストを抑えるなら「和室風の畳スペース」にする方法もあります。
最近ではLDKのフローリングの一部分を畳風にできる「アクセント畳」もあります。畳風の床材は耐久性、耐水性に優れていて、通常の畳よりもお手入れしやすいことも魅力で、小さなお子さまのいるご家庭にもおすすめですよ。
既製品の家具も活用する
収納する物の量や種類に合わせた造作収納は、効率的にスペースを使えて、家具が転倒する心配もないというメリットがありますが、既製品を上手に活用した方がコストバランスや使い勝手が良くなるケースもあります。
〈既製品を活用した内装デザインの一例〉
- 既製品の家具がぴったり納まるように間取りを作る
- ソファやアートなど、メインにしたい要素から内装テイストを決める
さまざまな要望に柔軟に対応できるのも注文住宅の魅力ですので、小さなことでも担当者に相談することで後悔を防げます。
場所によって建材のグレードや機能を使い分ける
内装やインテリアを考える際は、長く過ごす部屋や家族の団らんスペースなど優先度の高い部屋にこだわりましょう。
例えば、長い時間過ごすリビングや家の顔となる玄関などは、内装材の素材や質感にこだわって仕上げると全体の満足度が高くなります。
逆に、水回りにはクッションフロアやビニールクロスなど、リーズナブルでも耐久性の高いものを選ぶことで、コストを上手に抑えつつメンテナンスもしやすい内装になります。
キッチンやトイレには、部分的におしゃれなタイルなどを取り入れるのもおすすめですよ。
施主支給やDIYはデメリットも理解しておく
施主支給とは部材を自分で一般の店舗やネット通販で購入して提供する方法です。
好みの部材を使うことができ、コストを抑えやすいのがメリットですが、支給品が原因でトラブルが起こった場合は原則として自己責任になるため注意が必要です。
また、塗り壁や塗装など一部をDIY(施主施工)する方法は、材料費以外の費用がかからないという点でコストダウンが見込めます。
ただし、基本的にDIYが可能なタイミングは工事が完了し建物の引き渡し後になるケースがほとんどです。また、DIY初心者の方の場合は手間や材料費が余計にかかってしまう可能性もあるため、施工会社に任せる方が安心です。
ハウスメーカーや工務店によっては、施主支給や施主施工を受け付けていないケースもありますので、検討している場合は対応可能か早めに確認しましょう。
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まとめ
注文住宅の内装は、ベースとなるテイストを決めて、家全体で統一感が出るようにするとおしゃれに仕上がります。
内装建材は選択肢が豊富なため、見た目だけでなく必要な機能性や予算との兼ね合いも考慮しながら絞り込んでいくことで効率的に選択できます。
内装の3Dパースや間取り図で仕様を確認する際は、動線や通路幅、コンセント、照明、収納などの使い勝手もしっかりチェックしながら、デザインと暮らしやすさを両立した内装を実現していきましょう。
オカムラホームの注文住宅ブランド「木ここち家ラボ」は、モダン、ナチュラル、アメリカンなどバリエーション豊富なデザインテイストの注文住宅施工実績があります。
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