規格住宅で建てる平屋の間取り実例|25~30坪の価格相場や住宅会社の選び方も解説
このコラムでは、平屋を規格住宅で建てるメリットや、住宅会社を選ぶ際のポイントについて解説します。
延べ床面積25~30坪前後で平屋の規格住宅を建てる場合の価格相場や、オカムラホームの新築住宅ブランド「木ここち家ラボ」で提供する1~3LDKの平屋規格住宅「ZOOT FLAT」のデザインや間取り図も紹介します。
平屋の新築を検討中の方や、規格住宅と注文住宅で迷っている方は参考にしてくださいね。
コラムのポイント
- 規格住宅で建てる平屋は、注文住宅と比べてシンプルな過程で、コストを抑えつつ高性能な家づくりができる点が魅力です。
- 規格住宅は商品ごとにコンセプトやターゲットが決まっているため、自分のライフスタイルや好みに合った商品を選ぶことで、オーダーメイドのような満足度の高い平屋を建てられます。
Contents
規格住宅とは
規格住宅とは、外観・内装デザイン、間取りなどがパターン化された住宅商品を指します。
仕様を規格化することで部材や施工費用、工期を抑えられるため、オーダーメイドの注文住宅よりも低コストで家づくりができる点が特徴です。
平屋を規格住宅で建てるメリットは?
①コストを抑えて高品質な平屋が手に入る
規格住宅は商品ごとに部材や施工方法が決まっているため、材料の大量一括仕入れや工期短縮によって価格を抑えやすい点がメリットです。
すでにデザインや間取りのパターンがあるため、注文住宅よりも打ち合わせなどの手間も少なく済みます。
規格住宅は、各住宅会社が蓄積した技術やノウハウを活かした耐震性や断熱・省エネ性能の高い商品も多いことも特徴。コストを抑えながらも高性能な家が手に入ります。
②予算オーバーしにくい
規格住宅は坪数仕様が決まっているため、価格が明確で後から追加費用が発生しにくい点もメリットです。
土地探しから家づくりを始める場合も、建築費用が決まっているため、トータルでのコストバランスを取りやすく、予算オーバーの心配も少なくなります。
③テーマやターゲットに沿ったおしゃれなデザイン
規格住宅のプランは、商品ごとにターゲットとなるライフスタイルに合わせて間取りやデザインが作られているのも特徴です。
夫婦+お子さま2人家族向けの3LDK、リモートワークが可能な書斎付きの間取りなど、自分に合ったプランを見つけることで、オーダーメイドのような暮らしやすい家が手に入ります。
また、デザインもテーマに沿ったおしゃれな外観や内装コーディネートでまとめられているものが多く、自分のライフスタイルに合った好みのテイストも見つかりやすくなっています。
④ベーシックで暮らしやすい間取り
規格住宅のプランは、これまでの施工実績やお客様からの反応などを元にして作られているため、多くの人が受け入れやすいベーシックな間取りが中心です。
注文住宅の場合は1から間取りを考えられる分、自由度は高いですが、住んでから暮らしにくさに気づくケースもあります。
規格住宅は、あらかじめ設計士がプロの目線で考え抜いたプランから選択できるため、間取りの失敗リスクが少ないのもメリットです。
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平屋規格住宅の価格相場
平屋を規格住宅で建てる場合、建築費用はおよそ45万円~100万円/坪が相場になります。
延べ床面積25坪の平屋なら1,125万円~2,500万円、30坪なら1,350万円~3,000万円前後が目安です。
規格住宅の中でもローコストメーカーと言われる会社で建てる場合は、45~70万円/坪前後が目安になります。
ただし、規格住宅はローコストからハイグレードな平屋を建てられる商品まで、さまざまな選択肢がありますので、価格相場はあくまで1つの目安として参考にしてください。
【25坪・1~3LDK】平屋規格住宅おすすめの間取りプラン
オカムラホームの新築住宅ブランド「木ここち家ラボ」では、太陽光発電+蓄電池搭載の高性能規格住宅の平屋モデル「ZOOT -FLAT-」を提供しています。
設計士がプロの目線で考え抜いたデザイン性のある外観とインテリア、動線の良い暮らしやすい間取りを兼ね備えたプランの一例を紹介します。
外観イメージ
ガルバリウム外壁と切妻屋根のスタイリッシュな外観デザイン。大きな屋根を活かし太陽光パネルを搭載しています。
お庭にはLDKと屋外をつなぐウッドデッキを設けました。ペットと遊んだり、バーベキューをしたり、さまざまな楽しみ方ができます。
間取り図
- 延べ床面積:82.81 m²(約25.05 坪)
- 間取り:1LDK(3LDKに変更可)+吹き抜け+土間収納+ロフト(オプション)
プランのベースは延べ床面積約25坪に9畳の洋室がある1LDKの間取りです。
コンパクトながら、24畳+ユーティリティスペース6畳の広々LDKを確保。ユーティリティスペースは間仕切りを付けることで将来個室を増やすことができます。
さらに、9畳の洋室についても間仕切りを入れれば2部屋にできるため、3LDKまで対応可能。家族の人数やライフスタイルの変化にも対応できる可変性の高い間取りです。
内装イメージ
「ZOOT -FLAT-」は高断熱・高気密仕様でC値(すきま値)は0.17。勾配天井やロフトなどの大空間や、大きな掃き出し窓を採用しながらも、四季を通じて室内の温度変化が少ない快適な住環境を実現しました。
玄関
玄関はLDKと直結した効率の良い配置を採用。土間スペースを広く取っているので、観葉植物やアウトドア・ペット用品、自転車などの置き場としても便利に使えます。
LDK
LDKは平屋ならではの天井高と、視線が抜ける窓の配置で解放感たっぷり。窓はフルオープンサッシを採用し、室内にいても屋外との一体感を感じられます。
DKはダイニングテーブルとアイランドキッチンを横並びにした、動線が良い間取り。キッチンにはカウンター席もついているため、お友達との気軽なホームパーティーにも便利です。
ユーティリティスペース
リビングの一部は多目的に使えるユーティリティスペースです。リビングとつなげて1つの広いスペースにするのはもちろん、間仕切り壁を入れて1部屋作ることもできます。
ロフト
ロフトは屋根裏収納としてはもちろん、お部屋としても使える十分な広さと解放感があります。
足を投げ出して腰掛けられるカウンターも設置しました。
水回り
洗面脱衣所は室内干しができるランドリールームを兼ねています。ランドリールームへは屋外から直接出入りできるので、室内を汚さずにバスルームへ入れます。
洋室
9畳の洋室は間仕切り壁を入れて2部屋にすることもできます。ユーティリティスペースも個室に変更すれば最大で3LDKまで対応可能。
空間の仕切りにも使える可動収納もオプションでご用意しております。
ご紹介しきれなかった外観・内装イメージがまだまだありますので、下記のバナーからぜひ詳細をチェックしてみてください。
規格住宅を建てる住宅会社選びのポイント
最後に、規格住宅を建てる住宅会社を選ぶ際のポイントについてまとめます。
自身のライフスタイルや好みに合ったプランのある会社を選ぶ
規格住宅は、商品ごとにデザインや間取りの傾向が異なるため、自分のライフスタイルや好みに合ったプランのある住宅会社を選ぶことが重要です。
規格住宅の商品を比較する際は、マイホームで実現したい暮らしのイメージや希望の優先順位に基づいて選んでいくことでミスマッチを防げ、コストや手間を抑えながら満足度の高い家づくりができるでしょう。
土地に合わせて配置をアレンジできるかチェック
住宅の住み心地には、敷地や周辺環境に合わせた適切な建物配置や間取りの工夫が大きく関わってきます。良いと思った間取りでも、そのまま敷地に当てはめただけでは、日当たりや風通し、プライバシーなどに影響が出る可能性があります。
規格住宅では、家を建てる敷地の接道状況(北道路・南道路など)や周辺環境に合わせて、建物や駐車スペース、玄関の配置、リビングの方位などを変更できるかどうかも必ず確認しましょう。
住宅性能をチェックする
規格住宅はローコストで家づくりができる点がメリットですが、断熱・気密性や耐震性などがしっかり確保できているかどうかも必ずチェックしたいポイントです。
規格住宅のモデルハウスや完成見学会はもちろん、過去の施工実績の標準的な住宅性能もチェックしてみましょう。
まとめ
規格住宅は、注文住宅と比べてシンプルな過程で、コストを抑えつつ高性能な家づくりができる点が魅力です。
規格住宅は商品ごとにコンセプトやターゲットが決まっているため、自分のライフスタイルや好みに合った商品を選ぶことで、オーダーメイドのような満足度の高い平屋を建てられます。
オカムラホームの新築住宅ブランド「木ここち家ラボ」は、平屋の注文住宅、規格住宅どちらにも対応が可能です。予算や敷地の条件内で、希望のデザイン、性能、間取りを実現する建て方を提案いたします。
今回ご紹介しきれなかった平屋の施工事例もありますので、合わせてチェックしてみてくださいね。