【30坪】シューズクロークのある新築間取り事例|1.5~2畳のウォークイン・ウォークスルー実例紹介と後悔を防ぐコツ

30坪でシューズクロークのある新築注文住宅間取り事例

このコラムでは、延べ床面積30坪前後でシューズクロークのある新築注文住宅施工事例を、間取り図付きで紹介します。

ウォークインウォークスルータイプそれぞれの特徴や向いているケース、後悔を防ぐ間取りづくりのコツも解説。

理想の家づくりにお役立てください。

 


コラムのポイント

  • シューズクロークは外回りのさまざまな物をまとめて収納できる便利なスペースです。アウトドアな趣味をお持ちの方や土間で作業できる場所が欲しい方にもおすすめの間取りです。
  • 延べ床面積30坪前後で2~4LDKの間取りにする場合、シューズクロークの広さは1.5畳~2畳程度が目安になります。
  • 現在の持ち物や収納したい物、実現したい動線などに合わせて、デッドスペースも活用しながらプランニングすることで、希望の広さ、形状のシューズクロークを実現できます。

 

シューズクロークとは?こんな人におすすめ!

シューズクロークのある新築注文住宅施工事例

シューズクロークは、玄関の近くに設ける、床が土間になっている収納スペースを指します。

名前の通り靴を収納する場所としてはもちろん、土間空間であることを活かしたさまざまな使い方ができます。

シューズクロークは現在の住まいで以下のようなお悩みがある人に特におすすめです。

  • 屋外物置を設置したいけどスペースが足りない
  • ベビーカーや部活用品などお子さま関係のグッズが多い
  • アウトドアな趣味のグッズが多い
  • ペット用品やストック品などを収納するスペースが欲しい

 

シューズクロークの間取りタイプ

シューズクロークの間取りは大きく分けると以下の2種類があります。

  • ウォークインタイプ
  • ウォークスルータイプ

1つずつ特徴やメリット、注意点を解説していきますね。

 

ウォークインタイプ

ウォークインタイプのシューズクローク施工事例

ウォークインタイプは入口が1か所のシューズクロークです。

内部を全て収納に使えるため、収納力が高いのが特徴。

靴だけでなくベビーカーやアウトドア用品など、土間に収納したい物を1か所にまとめて管理できる場所として便利です。

ウォークインタイプがおすすめな人

ウォークインタイプは「収納量の多さ」を重視する人におすすめです。

自転車や釣り竿、キャンプ用品などのアウトドアグッズや、ベビーカーや外遊び用のおもちゃなど、外で使う物が多い方に向いています。

また、土間空間であることを活かして、DIYなど汚れや傷を気にせず趣味を楽しむスペースが欲しい方にもおすすめです。

ウォークインタイプの注意点

ウォークインタイプのシューズクロークは、位置によっては毎日使う靴は収納しづらい点に注意が必要です。

日常的に使う靴は常に下足エリアに出しておくか、下駄箱やシューズボックスが別に必要になるかもしれません。

また、収納力があるため、何でも詰め込んでしまうと使う時に取り出しにくくなったり、どこに何があるか分からなくなったりしやすいという注意点もあります。

 

ウォークスルータイプ

ウォークスルータイプのシューズクローク

ウォークスルータイプは入口が複数あり、玄関から他の場所へ通り抜けできるシューズクロークです。

ウォークスルータイプがおすすめな人

ウォークスルータイプのシューズクロークは「生活動線の効率良さ」を重視する人におすすめです。

例)

  • 玄関⇒シューズクローク⇒洗面所に通り抜け(手洗い動線)
  • 玄関⇒シューズクローク⇒パントリーに通り抜け(買い物動線)

上記のように、生活において便利な動線にシューズクロークを組み込むことで、外出・帰宅時や買い物帰りの動きがスムーズになる間取りを作れます。

また、ウォークスルータイプはお客さま用と家族用で動線を分けたい場合にも適しています。

ウォークスルータイプの注意点

ウォークスルータイプはクローク内に通路を確保する必要があるため、同じ収納力でもウォークインタイプより広いスペースが必要です。

また、クローク内は常に人が通れるように整理しておく必要があります。あらかじめ、家族内で使い方のルールを決めて共有しておくのがおすすめです。

 

30坪前後でシューズクロークのあるおしゃれな新築注文住宅施工事例

延べ床面積30坪前後で、ウォークインタイプ、ウォークスルータイプのシューズクロークのある注文住宅施工事例を紹介します。

間取り図のある事例も掲載しますので、新築時のプランニングの参考にしてくださいね。

 

【約32坪】ウォークスルーの広いシューズクロークのある間取り

延べ床面積約32坪で、ウォークスルータイプのシューズクロークを設けた3LDK、二階建ての間取り実例を紹介します。

間取り図

32坪で2畳のシューズクロークのある二階建て間取り図

玄関からリビングとシューズクローク(土間収納)の2つの動線がある間取りです。

お客さまは玄関で靴を脱いでそのままリビングへ。家族の靴はクロークで管理するので常にキレイな玄関を保てます。

ウォークスルータイプのシューズクローク(約2畳)

新築のウォークスルータイプのシューズクローク(約2畳)

玄関と土間収納、リビングは3枚建ての引き戸で仕切っています。クロークと玄関の間も扉があるため、来客時にクローク内が見えません。

約2畳のウォークインシューズクローク施工事例

シューズクローク内は靴はもちろんさまざまな物を収納できるように設計。棚板は可動式で収納する物に合わせて高さを変えられます。

施工事例:たゆたふ家(kicocochi model’s)

 

【約33坪】手洗い・帰宅動線の便利な間取り

延べ床面積33坪で、ウォークスルータイプのシューズクロークを設けた、3~4LDKで二階建ての間取り事例を紹介します。

間取り図

33坪で1.5畳のシューズクロークのある二階建て新築間取り図

玄関から直接ホールに出る動線と、シューズクローク(土間収納)を抜ける2つの動線がある間取りです。ホール側に洗面脱衣所があるため、帰宅後クロークで靴を脱いだらすぐに手洗いができます。

ウォークスルータイプのシューズクローク(約1.5畳)

ウォークスルータイプのシューズクローク(約1.5畳)

シューズクロークはベビーカーや遊び道具もたっぷり収納できる約1.5畳の広さを確保。

玄関収納(靴箱)も併用しているため、普段使いの靴はすぐに取り出せるのも便利そうですよね。

施工事例:まどゐ(kicocochi model’s)

 

【32.6坪】階段下スペースを活用したおしゃれなシューズクローク

延べ床面積32.6坪で、ウォークインタイプのシューズクロークを設けた3LDK二階建ての間取り事例を紹介します。

間取り図

32.6坪で1.5畳のシューズクロークがある新築間取り図

玄関から入って右手の、階段下部分にシューズクロークを設けました。左手には土間収納も確保しています。

ウォークインタイプのシューズクローク(約1.5畳)

ウォークインタイプのシューズクローク(約1.5畳)

階段下のスペースを活用した、約1.5畳のシューズクローゼットです。デッドスペースをうまく活用することで、他のスペースへの影響を最小限にできます。

ウォークインタイプのおしゃれなシューズクローク(約1.5畳)

ナチュラルな木目の棚板がおしゃれ。このプランでは、土間収納も別に確保しているため、シューズクロークを靴の収納としてだけでなく、ディスプレイスペースとして活用するのもおすすめですよ。

施工事例:Trim(kicocochi model’s)

 

シューズクロークを採用する際の注意点や後悔を防ぐ間取りのポイント

新築でシューズクロークを採用する際に知っておきたい、間取りづくりのポイントについてまとめます。

理想の家づくり、後悔しない注文住宅のプランニングにお役立てください。

 

シューズクロークの適切な広さを決めるには

棚板とハンガーポールのあるシューズクローク

新築戸建てでシューズクロークや土間収納を作る際の一般的な広さは1.5~2畳程度が目安です。

ただし、収納したい物の種類や量によって最適な広さは変わってきます。

プランニングの前に、現在の玄関や外回りに収納している物をリストアップした上で、新居のシューズクロークに収納したい物を明確にしておくのがおすすめです。

また、シューズクロークは広さだけでなく奥行きや幅棚板の使い勝手も重要です。

収納時に棚板の奥まで手が届くか、取り出しやすいかなど、クローク内での動きを具体的にシミュレーションした上で間取りを決定しましょう。

 

扉や目隠しを付ける際のポイント

扉を設置したシューズクロークの施工事例

シューズクロークの中が丸見えになるのを避けたい場合は、扉や目隠しなどの設置を検討しましょう。

扉は引き戸や開き戸、目隠しはカーテン、ロールスクリーンなど選択肢はさまざまあります。

明確に空間を分けたい場合は開き戸がおすすめです。引き戸やロールスクリーンは、状況に応じて目隠しするかしないか使い分けでき、換気がしやすいのがメリットです。

ウォークスルータイプの場合、扉や目隠しを設置する場所が「下足エリアとクロークの間」「クロークとリビング(室内)との間」の2か所あります。

下足エリアと室内からそれぞれクローク内がどのように見えるかをシミュレーションした上で、扉や目隠しを設置すべきか検討していきましょう。

 

換気はできるようにしておく

窓と換気扇のあるシューズクロークの施工事例

シューズクローク内はニオイや湿気がこもりやすいため、換気する方法を確保しておきましょう。

ドアでクローク内を閉め切る場合は、窓や換気扇を付けるとニオイがこもるのを防げます。

 

合理的な動線を意識する(ウォークスルーの場合)

生活動線を考えたウォークスルーのシューズクローク

ウォークスルータイプのシューズクロークを検討する場合、「通り抜けできる間取りにして本当に便利になるのか」を考えましょう。

来客用とクロークを通る2つの動線を作っても、「結局家族も来客用しか使わなかった」というケースもあります。

ウォークスルー以外の間取りの工夫で効率的な動線を実現する方法もありますので、建築会社の設計担当者に暮らしの希望を伝えた上で、最も合理的な間取りを提案してもらいましょう。

 

優先順位を付けて考える

限られた面積で家づくりをする場合、シューズクロークや土間収納を広くすると、どうしても他のスペースが狭くなってしまいます。

他のスペースの狭さを、延べ床面積を増やすことで対応できない場合は、家づくりの希望の優先順位も考慮してバランスを取ることもポイントになります。

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まとめ

シューズクロークは外回りのさまざまな物をまとめて収納できる便利なスペースです。

DIYなどの作業をするスペースとしても活用できるため、アウトドアな趣味をお持ちの方や土間で作業できる場所が欲しい方にもおすすめの間取りです。

延べ床面積30坪前後で2~4LDKの間取りにする場合、シューズクロークの広さは1.5畳~2畳程度が目安になります。

現在の持ち物や収納したい物、実現したい動線などに合わせて、デッドスペースも活用しながらプランニングすることで、希望の広さ、形状のシューズクロークを実現できます。

オカムラホームの新築住宅ブランド「木ここち家ラボ」では、千葉エリアを中心に自然素材を使った注文住宅、規格住宅をご提案しています。

注文住宅では間取りの希望や家族構成、ライフスタイルに合わせた最適なプランニングをご提案いたします。

また、ファミリーや一人~二人暮らしなどあらゆるパターンに対応した暮らしやすい間取りがリーズナブルに実現できる規格住宅も豊富なバリエーションでご用意しています。お気軽にご相談ください。

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