マンションでもできる間取り変更リフォーム|費用や注意点をビフォーアフターの事例付きで解説
マンションであっても、「2部屋を1部屋にまとめて広々とした空間にしたい」「リビングとダイニングの間仕切りをなくしたい」といった間取り変更リフォームは可能です。
しかし、具体的にどのような工事ならできるのか、費用はいくらかかるのかなど、不安に思われている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、マンションリフォームが得意な千葉の工務店「オカムラホーム」が、マンションでもできる間取り変更リフォームのアイデアや費用、注意点について、実際の施工事例とともに詳しくご紹介します。
Contents
【施工事例で解説】マンションの間取り変更リフォームでおすすめのアイデア
私たちオカムラホームが実際に手がけた事例とともに、間取り変更リフォームのアイデアを紹介します。
費用や工期とあわせて解説するので、ぜひ参考になさってください。
マンションの間取り変更リフォーム事例① LDKへとシームレスにつながる洋室
築22年のマンションにて、間取り変更ありのリフォーム/フルリノベーションを行なった事例です。
工期は60日間、リフォーム費用は580万円で行いました。
リビング横にあった和室を洋室に変えることにより、リビングからシームレスにつながる空間となっています。
また、ウォークインクローゼットとスタディーコーナーを新たに設置し、入口はかわいらしい家形の開口にすることで、個性あふれるお部屋となりました。
間取り図のビフォーアフターは以下の通りです。
築年数 | 21年 |
工期 | 60日 |
リフォーム費用 | 580万円 |
このマンションリフォーム事例を詳しくご覧になりたい方は、こちらをご確認ください。
マンションの間取り変更リフォーム事例② 室内窓で採光を工夫
築22年のマンションを、間取り変更ありのリフォーム/フルリノベーションした事例です。
工期は60日、リフォーム費用は680万円となりました。
シックなポーターズペイントの壁が雰囲気を演出し、深い色の無垢床はヴィンテージ感が魅力です。
リビング横の和室は室内窓付きの洋室に変えることで、リビングの明るさが奥まで届きます。
間取り図のビフォーアフターは以下の通りです。
築年数 | 22年 |
工期 | 60日 |
リフォーム費用 | 680万円 |
このマンションリフォーム事例を詳しくご覧になりたい方は、こちらをご確認ください。
マンションの間取り変更リフォーム事例③ 和室をつなげてゆとりのあるLDKに
築23年のマンションを、間取り変更リフォーム/リノベーションした事例です。
LDKと和室をつなげてゆとりのある空間に変えたほか、壁紙を明るいブルーに変えてギターを飾りながら収納できるスタイルにしました。
納戸は書斎に変更し、造作家具としてデスクや棚を設置しています。
デッドスペースの活用によって棚も増え、収納力も申し分ありません。
間取り図のビフォーアフターは以下の通りです。
築年数 | 23年 |
工期 | 60日 |
リフォーム費用 | 700万円台 |
このマンションリフォーム事例を詳しくご覧になりたい方は、こちらをご確認ください。
マンションの間取り変更リフォーム事例④ 壁を取り払い大胆に空間を変更
築28年の3LDKマンションを、LDK+ガレージに変更した事例です。
子供部屋として使用されていた洋室2部屋は、バイク用のガレージとして生まれ変わりました。
リビングダイニングは和モダンテイストの空間となり、おしゃれなホテルのような印象です。
寝室としても機能する小上がりは、特別感のある空間を演出しています。
間取り図のビフォーアフターは以下の通りです。
築年数 | 28年 |
工期 | 75日 |
リフォーム費用 | 約800万円 |
このマンションリフォーム事例を詳しくご覧になりたい方は、こちらをご確認ください。
マンションの間取り変更リフォーム事例⑤ 間仕切り建具で可変的な間取りに
築25年のマンションを、2LDK+Sから2LDKへと変更した事例です。
おしゃれなインテリア小物や照明、かわいらしいアクセントカラーが印象的なLDKは、まるでカフェのような雰囲気も感じさせます。
和室には間仕切り建具を採用することで、和室としても、リビングの一部としても使用可能としました。
室内窓が設置されているため、奥の部屋まで明るさが届く点も魅力です。
間取り図のビフォーアフターは以下の通りです。
築年数 | 25年 |
工期 | 60日 |
リフォーム費用 | 800万円 |
このマンションリフォーム事例を詳しくご覧になりたい方は、こちらをご確認ください。
マンションの間取り変更リフォームにかかる費用
マンションの間取り変更リフォームを行う場合、どのような工事を行うかによって費用は大きく異なります。
そのため、100万円以内で収まる場合もあれば、1,000万円以上することもめずらしくありません。
間仕切りの撤去・設置のみのリフォームであれば費用を抑えられますが、空間を大幅に改修し、印象を大きく変える場合はある程度の予算が必要とされます。
ちなみに、国土交通省の調査によるリフォームの費用相場は以下の通りです。
リフォーム内容 | 費用相場 |
2室を1室に変更 | 50〜80万円 |
和室から洋室へ変更 | 50〜200万円 |
和室から洋室へバリアフリー仕様に変更 | 70〜300万円 |
ダイニングの改修 | 100〜200万円 |
リビングの改修 | 200〜400万円 |
〈※出典:国土交通省 リフォームの内容と価格について〉
間取り変更に伴って家全体をリフォーム/リノベーションした場合、上記の価格よりも費用が高くなると考えられます。
マンションの間取り変更リフォームで注意したいポイント
最後に、マンションの間取り変更リフォームで注意したいポイントを紹介します。
間取りを変えられるのは専有部分のみ
分譲マンションの内部は、区分所有者で共有する共用部分と、区分所有権の目的に当たる部分、つまりは各室の居住スペースである専有部分に分けられます。
リフォームやリノベーションを行えるのは、専有部分のみです。
しかし、居住スペースの中であっても、共用部分に区分される箇所もあるため注意しましょう。
- 建物構造に影響する柱や壁など
- ベランダ
- 窓
- サッシ
- 玄関ドアの外観
上記の4箇所は専有部分ではなく共用部分となるため、個人的にリフォーム/リノベーションは行えません。
一方で、玄関ドアの内側を塗り替える、内窓を設置する、建物構造に影響しない柱や壁を撤去するといった工事は可能です。
しかし、マンションによって専有部分の範囲が異なる場合もあります。
必ず管理規約を確認してからリフォームを検討しましょう。
好みの間取りにならない場合がある
マンションをリフォームする際、構造によって間取り変更の自由度が変わるため注意が必要です。
構造 | 間取り変更の自由度 |
RC造(鉄筋コンクリート造) | ラーメン構造であれば自由度が比較的高い 壁式構造の場合は自由度が比較的低い |
SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造) | |
重量鉄骨造 | 間取り変更の自由度が高い |
ラーメン構造とは、柱と梁で作られた枠(ドイツ語でラーメン)で建物を支える構造を指します。
柱と梁で支えられているため、補強目的の壁がいらず、間取りの自由度が比較的高い構造です。
一方で壁式構造の場合、床と天井、そして4枚の壁の計6面で建物を支えています。
建物を支えている壁は撤去できないため、ラーメン構造に比べると間取りの自由度は高くありません。
また、厚さ6mm以上の鋼材を使用する重量鉄骨造は、自由に間取りを変更しやすい構造です。
丈夫な柱と梁によって建物が支えられているので、壁をなくして空間を広くするような間取り変更にも対応できます。
間取り変更リフォームを検討する際は、はじめに構造について確認しておきましょう。
リフォーム会社選びは慎重に
マンションでリフォームやリノベーションを行う場合、マンションリフォームならではの技術や知識、経験が求められます。
戸建てリフォームとは異なり、管理規約や構造による制約が多く、柔軟な対応力が必要となるためです。
そのため、次にあげるようなポイントを確認した上でリフォーム会社を選びましょう。
- マンションでの間取り変更の実績が豊富か
- 求めているリフォームと類似した案件の施工実績があるか
- 丁寧に話を聞き、わかりやすく説明してくれるか
- 管理規約に沿って適切に提案してくれるか
- 構造を考慮した柔軟なプランニングが可能か
- アフターフォローも整っているか
上記を確認することで、リフォーム会社選びで失敗するリスクを抑えられます。
まとめ
マンションであっても、工夫次第で間取り変更リフォームを行えます。
ご自宅をより快適な空間へと変えたい場合は、マンションリフォームで実績豊富な会社に相談してみましょう。
オカムラホームは、間取り変更を伴うマンションリフォームで多くの実績があります。
お施主様のお悩みやご要望、ライフスタイルに合わせて提案いたしますので、お気軽にお問い合わせください。